天下一品 吉祥寺店
あなたは、「天下一品」というラーメンチェーンをご存じでしょうか?
たまにCMをやっているのでご存じの方もいるかと思います。
芸能人にもファンが多く、この「こってり」のスープがくせになるラーメンです。
今回は、「こってり」スープで有名なラーメンチェーン「天下一品」をご紹介します。
目次
天下一品とは?
まずは天下一品を知らない方のために、歴史も含めて説明します。
現在は、株式会社天一食品商事(天下一品を運営している会社)の会長である「木村 勉」さんが、昭和46年に京都で屋台を引いて始まったラーメンが始まりです。
当時36歳で、15年勤めた会社が倒産しために、そこから裸一貫でのスタートだったそうです。
その勤務していた会社が倒産していなかったら、この世に「天下一品」というラーメンは生まれていなかったのですね。
屋台初日の売上げは11杯だったそうです。
11杯と聞くと、少ないように聞こえますが、
少し前まで会社勤めしていた素人の人が、よくラーメンを屋台で販売するところまでこぎつけたな、と私は感じました。
持ち金3万7千円しかなかったようですし、ものすごいリスクの中、死に物狂いで努力をされたんだろうなと、勝手に想いを馳せました。
こういう成功物語って、夢があって好きです。
そして昭和50年8月には、ついに初の店舗を構えました。
現在(2019/6/30現在)では、238店舗のチェーン店に成長しました。
ちなみに、238店舗には直営店とフランチャイズ店があり、
もし、フランチャイズで天下一品をやってみたい方は天下一品のHPから問い合わせが可能なのでどうぞ。
今後は、関東や東海地方へのさらなる出店を目指しているそうですよ。
参照元:wikipedia(天下一品) 及び 天下一品HP
吉祥寺店の場所
今回紹介する、吉祥寺店の場所は…
吉祥寺駅公園口(南口)から徒歩1分以内の好立地です。
メニューは「こってり」が主役
続いて、メニューの紹介です。
ラーメンの種類は4種類です。
こってり
天下一品といえば、この商品ですよね。
このスープがたまりません!
ちなみに、厨房では「こってり」の注文が入った時に「1号」と呼ぶそうです。
メニュー表では、こんな感じで説明されています。
あっさり
続いて、「あっさり」なのですが、私は「こってり」派なので「あっさり」の画像を持っておりません。
というわけで、メニュー表をご覧ください。
天下一品の作るラーメンなので、この「あっさり」もきっと美味しいのだろうとは思うのですが、
どうせ天下一品にきたのなら「こってり」を…となってしまいますね。
ちなみに、「あっさり」のことを厨房では「3号」と呼ぶそうです。
屋台の味
名前だけだと何のことかわからないと思います。
「こってり」に比べて、少しスープが薄まってる気がしませんか?
実はこれ、「こってり」と「あっさり」のブレンドスープなのです。
Wikipedia(天下一品)によれば、「こってり」と「あっさり」のブレンドなので「こっさり」とも呼ばれるそうですが、現在は「屋台の味」というメニューとして存在しています。
メニュー表によれば、昭和48年当時の屋台の味を再現しているそうです。
ここでクイズです。
「こってり」は厨房では「1号」でしたよね。
「あっさり」は厨房では「3号」でした。
では、その2つをブレンドした「屋台の味」は何号?
正解は、
「2号」です!!
勘のいい方なら、わかっちゃいましたかね。
というわけで、こちらもメニュー表を載せておきます。
味がさね
2004年1月(Wikipediaより引用)から新感覚ラーメンとして、発売されました。
公式HPによると、
- スープはこってりベース。
- 麺は専用の太麺。
- 具は白菜・豚バラ。
とのことです。
ちなみにこれは「4号」と呼ばれているそうです。
メニュー表はこちら。
ちなみに、「味がさね」については取り扱いしていない店舗もあると公式HPに記載されていましたが、東京都の店舗を調べたところ、全ての店舗で取り扱いがありました。
カロリー
さて、多くの人を魅了する天下一品の「こってりラーメン」ですが、カロリーが気になりませんか?
天下一品のHPにカロリーや栄養成分が載っていたので、紹介します。
■こってり並の栄養成分表
名称 | 並1杯あたり (486.9g) |
---|---|
エネルギー | 949kcal |
たんぱく質 | 37.5g |
脂質 | 66.2g |
炭水化物 | 53.6g |
ナトリウム | 2.5g |
(食塩相当量) | (6.4g) |
■あっさり並の栄養成分表
名称 | 並1杯あたり (558.8g) |
---|---|
エネルギー | 380kcal |
たんぱく質 | 20.1g |
脂質 | 9.5g |
炭水化物 | 54.8g |
ナトリウム | 2.9g |
(食塩相当量) | (7.5g) |
■味がさねの栄養成分表
名称 | 並1杯あたり (585.4g) |
---|---|
エネルギー | 843kcal |
たんぱく質 | 26.9g |
脂質 | 54.4g |
炭水化物 | 63.8g |
ナトリウム | 2.0g |
(食塩相当量) | (5.1g) |
カロリーの差に歴然としませんでしたか?
こってり 949kcal
あっさり 380kcal
その差、2.5倍!!!
こってり好きの私としては泣きそうな結果ですが、
それでも私は「こってり」を注文します!!
やっぱり好きな物を食べたいですよね。
実際に食べてみました
こってり
やはり最初は定番の「こってり」ですよね!
「こってり」の画像はさっきから散々出しているので、ここでは「大盛」を。
といっても、一番最初の画像は、これと同じ「こってり大盛」ですが、別日に撮ったものです。
いづれにしても麺の量が多いな、というのは感じていただけたかと思います。
この「こってり」のスープがどれほど、ドロドロ(良い意味でね!)なのか、チャーシューのアップと共にご覧ください。
ちなみに、チャーシューは薄いのが2枚載っています。
スープの濃さを実感していただけたでしょうか?
あと、麺のアップも紹介しておきますね。
美味しそうでしょう?
というか、美味しいです。
スープですが、実はあなたが想像するより、ずっとあっさりしています。
普通に全部飲み干せちゃいますよ?
まあ、そうなると949kcalになるんですけど。
「あっさり」は食べてないので割愛させてください。
屋台の味
屋台の味は、「こってり」と「あっさり」のブレンドでしたね。
スープを見ても、「こってり」ほどは、ドロドロしていません。
「こってり」は、さすがに濃すぎる、という方にはこれがオススメです。
麺のアップはこちら。
麺自体は、「こってり」と同じです。
チャーシューとメンマとスープのアップも。
レンゲの上のスープからもわかるように、「こってり」に比べればサラサラしたスープなのが確認できます。
メンマやチャーシューは「こってり」と同じです。
チャーシューが2枚、メンマが4本載っていました。
味がさね
「味がさね」は、2004年に発売された新感覚ラーメンでしたね。
特長は、
- スープこってり
- 専用の太麺
- 具材は白菜と豚バラ
でしたね。
この商品に限っては、注文してラーメンが出てくる前に専用の調味料が運ばれてきます。
それがこちら。
4種類ありますね。
- まずは、白胡麻
- 続いて、葱油酥(ツウォンユースー・あげねぎ)
- さらに、おろしニンニク
- 最後に、肉味噌
となっています。
揚げネギとおろしニンニクの中身がこちら。
これらの4種類を食べている途中で入れていきたいと思います。
そうこうしているうちに、「味がさね」が運ばれてきました。
こってりだというスープはこんな感じです。
具材である、白菜と豚バラはこんな感じ。
そして専用の太麺という麺はこちら。
やはり、他の麺より明らかに太いですね。
食べた感想ですが、
- スープは「肉みそ麺のスープ」という感じ
- 白菜は思ったほど煮込まれていない
- そのためシャキシャキした食感が残っている
- 豚バラは、普通の豚バラ
- 麺は太いのですが、口に入れた瞬間にショウガの爽やかな風味を感じました
スープは定番の「こってり」とは、だいぶ毛色が違いました。
麺のショウガの風味というのは、私の勘違いの可能性もあります…
結論としては、
- 「味がさね」も悪くないけど、やっぱり天下一品にきたら「こってり」が食べたいよね、
と私は思いました。
続いて、4つの調味料がせっかく特別に用意されているので入れていきましょう。
まずは白胡麻から。
今回も変化をより感じられるように、たっぷり入れていきます。
続いて、揚げネギ。
さらに、おろしニンニク。
最後に肉味噌。
これで4種類投入完了です。
これを混ぜ合わせるとこうなりました。
なんか、ドロドロになっちゃいました。
この4種類の調味料を混ぜた後の感想ですが、
- 思ったより変化が少ない
- 元の味が強かったからだろうか
- ただ、なぜか味が少しマイルドになった感じがする
という感想をもちました。
そして、スープを飲み干せば、この黒い器にはファンタジーが待っています。
それがこちら。
読みづらいと思うので以下に記載すると、
「天下に類なきもの すなわちこれ 天下一品なり」
と書かれています。
卓上調味料で味変
さて、ここで、「屋台の味」の残りのスープを使って、卓上調味料を使って味変を見てみたいと思います。
その卓上調味料とはこちら。
ちなみに、奥に見えるのは、トッピングです。
正直いって、天下一品はスープがウリのラーメン屋なので、トッピングをする人は、それほどみかけないですね。
卓上には、
- ラーメンタレ
- コショウ
- 辛子味噌
が用意されています。
※コショウを加えた場合については、みなさん想像つくと思うので今回は入れていません。
辛子味噌は中身を見たいでしょうから、中身をどうぞ。
私の感覚だと、「豆板醤に唐辛子が入ったもの」です。
では、まず食べ終わった「屋台の味」がこちら。
純粋にスープの変化がわかるように、麺や具材は食べ切っています。
ここに「ラーメンタレ」を投入します。
※変化をよりわかりやすくするために、あえて多めに投入しています。
混ぜ合わせると、こうなります。
結構、入れたんですがあまり色の変化は見られませんね…
飲んでみた感想は、塩気が増したな、というの第一印象です。
味に深みも出たのもわかりましたが、塩気の増加の方が気になりました。
まあ、私が入れすぎたのが問題なのですが…
続いて、辛子味噌です。
混ぜ合わせると。
さすがに、赤っぽくなってますね。
あと、唐辛子のタネが見てとれます。
これを飲んだ感想は、
- 辛味が増した
- 味噌の風味がする
という2点です。
ラーメンタレと辛子味噌の両方を大量に加えてしまったので、感想としては、
- スープを飲み干すつもりなら、塩気がかなりキツい
- 塩分摂り過ぎだな、というのを実感しながら飲まなくてはいけない
です。
それでも私は飲み干しましたがね!
それがこちら。
こちらは黒い器と比べるとセリフがシンプルですね。
ちなみに、「おまえ、またスープ飲み干したのか!体に悪いぞ!」という批判は一切受け付けません!
以上です。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。