【ラーメン】【一蘭 吉祥寺店】らーめん、替え玉
ラーメンを食べるカウンター席に仕切りがついていて、まるで個室のような感じになっているラーメン屋をご存知でしょうか?
両隣に仕切りがあるどころか、正面も「のれん」がついていて、店員さんとも顔を会わせずに食事が済ませられるのです。
この女性に嬉しいシステムとラーメン自体も美味しいということで、チェーン展開していっているラーメン屋さんがあります。
それが今回紹介する「一蘭(いちらん)」です。
目次
一蘭(いちらん)とは?
ラーメン業界では超有名店ですが、改めて一蘭を紹介していきたいと思います。
とんこつラーメンのチェーン店
福岡県福岡市に本社を構える、年商288億円(2019年実績)、店舗数83の一大チェーンです。
東京には19店舗あります。
※2020年4月現在の情報
※2019年2月末では
- 年商:257億円
- 店舗数:80
- 東京:16店舗
でした。
参照元:一蘭HP
なんといっても「味集中カウンター」
一蘭で特徴的なのは何と言っても特許も取得している「味集中システム」です。
※「味集中システム」は店舗全体のシステムを指し、カウンターは「味集中カウンター」と呼んでいるようです。
両側に仕切り板、前に「のれん」
「味集中カウンター」と呼ばれるシステムで、カウンター席なのですが、両側に仕切りがついていて、個室のようになっています。
前も「のれん」がついているので、両隣のお客さんからも、前の店員さんからも見られることなく、気兼ねなく食べる事ができます。
そのため、女性に人気のラーメン屋となっています。
2人で来店した場合などは、仕切り板を折りたたんで取り払う事もできます。
女性に人気の理由
一蘭は女性人気が高いラーメン屋としても知られています。
その1 臭みのないとんこつ
一蘭HPによると、
- 臭みのないとんこつ発祥は一蘭
だそうです。
とんこつラーメンは、
- あの臭いが嫌だ
という人が多いので、これは大きいと思います。
その2 味集中カウンター
これは上で述べた通り、他の人を気にせず食べられるので女性に嬉しいシステムですね。
その3 替え玉もひっそり出来る
替え玉も無言で出来るので、女性でも替え玉しやすい環境です。
どうやってひっそりやるのかと言うと。
テーブル上にある「呼」と書いてる場所に。
この鉄の小皿(替玉用のプレート)を乗せるのです。
すると
- センサーが反応して
- チャルメラ音がなり
店員さんが替え玉を持ってきてくれます。
吉祥寺店について
吉祥寺店は、2012年11月に開店しています。
場所
行き方
- 吉祥寺駅北口から目の前に見えるサンロード商店街を2分程進んだ場所
- 向かって左側(西側)の地下に店があり、赤い看板が目印
近くに、ダブルスープ発祥で有名な「青葉」もあります。
それがこちら。
営業時間
24時間営業
→ 現在は、10:00~翌6:00 となっています。
混雑時間
混雑時間は一蘭・吉祥寺店のHPに記載されていて、
- 月~金 11:00 ~ 14:00
- 月~金 19:00 ~ 24:00
- 土日祝 4:00 ~ 6:00
- 土日祝 11:00 ~ 24:00
となっていました。
平日の昼間と夜に混むのは、わかります。
土日祝の終日混むのもわかります。
特徴的なのは、土日祝の午前4時から6時が混むってところですね。
それについて私なりに分析してみました。
土日祝の朝方混む理由
次の日が休みだから、遅くまでお酒を飲んで、締めにラーメンを食べている光景が目に浮かびますね。
飲み屋側からの分析
「それにしても時間が遅くないか?」と思うかもしれませんが、居酒屋でも24時間営業って少ないのです。
吉祥寺で言うと、
- 白木屋 午前5時
- 坐・和民 午前4時
- 鳥貴族3店舗のうち2店が午前5時、1店が4時半
といった感じです。
これらの居酒屋で閉店間際までいて、
- 締めのラーメン
- 始発までの時間つぶし
などの目的で混雑してるのだと推測されます。
ラーメン屋側からの分析
また、「締めでラーメン」なら別のラーメン屋だってあるだろう?と思うでしょう。
これまた、24時間営業とか朝6時までやってるような店は少ないのです。
吉祥寺のラーメン屋の閉店時間で言えば、
- 武蔵家 午前1時半
- 春木屋 午後9時
- えん寺 午後10時
- ホープ軒本舗 午前3時
- 一風堂 午前4時
- 野方ホープ 午前4時
- 蒙古タンメン中本 午前0時
- ぶぶか 午前0時
- 青葉 午前0時
- 天下一品 午前4時
となっています。
午前4時以降にラーメンとなると、
- 一蘭しか選択肢がない
ですね。
これも午前4時から混む要因の1つでしょう。
経営的な話をすれば、土日祝だけでいいので他店も朝6時まで営業すれば儲かりそうだと勝手に想像しました。
上で出てきたラーメン屋の中で私が別ページで特集しているお店があるので紹介します。
まず、ベジポタつけ麺の発祥の人気店「えん寺」がこちら。
続いて、油そばの有名店「ぶぶか」
さらに、天一の愛称と「こってり」で有名な「天下一品」
全くの余談
余談ですが、吉祥寺が発祥の「磯丸水産」は24時間営業です。
は同じ会社(SFPホールディングス株式会社)なのです。
有名なお店が吉祥寺発祥だと何だか嬉しいですね。
座席
- 味集中カウンター:25席
- テーブル席:なし
- 個室:なし
座席は「味集中カウンター」のみです。
「味集中カウンター」のコンセプトが
- まわりの目を気にせず食べられる
- ラーメンに集中できる
ということなので、カウンターのみというのも一貫性がありますね。
実際に訪問
では、実際に訪問してみましょう。
駅からは近いので利便性は良いのですが、地下2階なので名前も知らないお店だと入りづらいと思います。
ただし、一蘭の場合、
- すでに有名店であること
- 他人の目を気にせず食べられる
という観点からすれば、1階に出店するより地下の方が家賃も安いのでベターだと思います。
余談ですが、定食屋チェーンの「大戸屋」も似たような戦略を取っています。
定食屋だと女性の一人客は店の外からの目を気にするので、あえて2階や地下に店を出して、外からの目が気にならないようにしているそうです。
訪問~食券購入まで
店の前は、こんな感じ。
入っていくと、こんな感じ。
これ、知らない店だとかなり入りづらいですね。
さらに進むと、こう続きます。
地下2階にいくと、自動券売機があります。
オススメで、「ICHIRAN5選」というのがありますが、1,490円もします。
セットメニューで
- 半熟塩ゆで玉子130円
- チャーシュー250円
- 海苔120円
- キクラゲ120円
がつくみたいですが、今回は替え玉もするのでオーソドックスなものを頼んでみます。
こっちの「ラーメン890円」と「替玉190円」を選びました。
ちなみに「替玉」には「半替玉130円」というのもあります。
女性で「替玉」には抵抗がある人でも「半」がつくだけで、頼みやすくなりそうですね。
「替玉」は多すぎて食べられないから「半替玉」にしとこう、的な言い訳をさせて売上げをのばすとは商売上手です。
お土産コーナーもある
自動券売機の横には、お土産コーナーもありました。
お土産コーナーはこれだけではありません。
色々揃ってますね。
着席~注文まで
着席の前に、コートを置く場所がカウンターの後ろに用意されていて、そこにティッシュと爪楊枝もありました。
それがこちら。
着席するカウンターはこんな感じです。
席の両脇にある仕切り板の下にはバッグなどをかけるフックがありました。
着席すると、仕切り板に注文の仕方が書いてあります。
- オーダー用紙に自分好みのカスタマイズを書いて
- オーダー用紙と食券を準備して
- 呼び出しボタンを押す
という流れです。
替玉などの追加注文も出来て、
- 箸袋の裏の該当するメニューに○をつけて
- 現金を用意して
- 呼び出しボタンを押す
という流れです。
早速オーダー用紙に記入していきます。
「慣れてないからカスタマイズなんてわからない」という方にもオススメに点線を書いてくれているので安心です。
とりあえず、全部オススメでオーダーしました。
食券を準備して。
呼び出しボタンを押すと、「のれん」があがり、店員さんがオーダーを受け付けてくれました。
「のれん」が上がるといっても、下半分ぐらいしか上がらないのでお互い顔は見えません。
ラーメンがくるのを待つ間に、お水を入れました。
カウンター席の右側にお水が出る蛇口が全席についてるので座ったままお水を用意できます。
ラーメン登場
出てきたラーメンがこちら。
真ん中の赤いのは「秘伝のたれ」というタレです。
アップで見ると、こんな感じ。
芸術的ですらあります。
麺の感じはこんな感じ。
美味しそうですね!
チャーシューはというと、こんな感じ。
とんこつラーメンのチャーシューは、基本的に薄くてそれほど凝ったチャーシューは提供しません。
一蘭でも同じでした。
さあ、1杯目をおいしくいただきました。
いざ替玉へ!
替玉用にスープはちゃんと残しておくのが重要です。
基本的にスープのつぎ足しはしてもらえないので、替玉するのに1杯目の時点でスープを飲みほしちゃうような事はしてはいけません!
私なんてチャーシューまで温存してやりました。
ここで替玉用のプレートを呼び出しボタンの上に乗せるとチャルメラの音がなり、替玉がきました。
一般的なラーメン屋の替玉より一蘭の替玉は量が多いです。
替玉って一般的には100円が多いです。
店によっては2玉まで替玉無料の店もあります。
そんな中にあって190円するので、量は多いです。
アップがこちら。
写真ではわかりづらいですが、この替玉には出汁がかけられています。
これを残しておいたスープに入れるとこうなります。
何事もなかったかのように復活しました。
2杯目は、スープを気にせず飲み干せます。
飲み干せば、文字が出てきます。
「この一滴が最高の喜びです」と書いてあります。
感想
有名店だけあって、当然のごとく美味しかったです。
臭みがないのでスープも飲みやすく、麺も美味しいです。
ただ、全体的に値段が高い印象です。
臭みが完全になくなるまでこだわったり、味集中システムへの設備投資もかかるので、他店よりコストがかかってるのだと思います。
私の感覚では、とんこつラーメンは700円ぐらいのイメージです。
そのため、もう少し値段が下がればいいな~と感じています。
「味集中カウンター」ですが、前と両側が壁になり、そこに熱々のラーメンがくるので結構暑くなります。
冬場は良いのですが、夏場は普通にラーメン食べるより汗をかきます。
評価
- 美味しさ:★★★★☆(4.0)
- コスパ :★★★☆☆(3.2)
オススメの食べ方
一蘭HPに載ってる食べ方と、店員さんの「オススメベスト3」と「がっかりワースト3」を記載します。
一蘭HPのオススメの食べ方
一蘭HPに召し上がり方が載っているので、それを箇条書きで書いておきます。
- 「秘伝のたれ」(真ん中の赤い調味料)を混ぜずに麺とスープを隅から3,4口味わう
- その後、徐々に「秘伝のたれ」を溶かしながら味わう
- 替玉は少量かかっている出汁とよく混ぜ、スープに入れる前に1口味わう
- その後、スープに入れて食べる
- 替玉は麺を半分食べ終えた頃に注文すると丁度良いタイミングで来る
店員さんの「頼むべき&避けるべき」注文方法
店員さんのオススメも日刊SPA!で特集されていたので載せておきます。
参照元:日刊SPA!HP
オススメベスト3
- 第1位 オーダー内容
- 味の濃さ:こい
- こってり度:超こってり
- にんにく:1片分
- ねぎ:ミックス
- チャーシュー:あり
- 秘伝のたれ:3倍
- 麺のかたさ:超かた
- 第2位 追加メニュー 半熟塩ゆでたまご
- 第3位 オーダー内容
- 味の濃さ:基本
- こってり度:基本
- にんにく:基本
- ねぎ:青ねぎ
- チャーシュー:あり
- 秘伝のたれ:基本
- 麺のかたさ:かため
がっかりワースト3
- 第1位 追加メニュー 脂解美茶
- 第2位 追加メニュー 追加チャーシュー
- 第3位 オーダー内容
- 味の濃さ:うす
- こってり度:なし
- にんにく:なし
- ねぎ:なし
- チャーシュー:なし
- 秘伝のたれ:なし
- 麺のかたさ:超やわ
通販でも購入可能
「一蘭」のラーメンは、楽天市場から通販で購入できます。
すぐ食べたくなった方や、近所に店舗がないから通販で取り寄せたい方はこちらからどうぞ。
また、「ふるさと納税」としても、「一蘭」のラーメンが食べられます。
「ふるさと納税」で利用されたい方はこちらからチェックしてみてください。
以上です。
個室のような感覚で「とんこつラーメン」を味わえる「一蘭」、一度行ってみてはいかがでしょうか?
以上です。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。